社会不適合者0220

喉が痛くて、えづくほどの咳が出続けたので、やっと病院に行った。ちゃんとうがいしなさいと言われた。薬をもらって、何を勘違いしたか、1日分の摂取量を一回で摂取してしまってめちゃくちゃ眠気に襲われた。馬鹿だ。

 

神のご加護がありますように、と名付けられた人の近くにいて、私も神のご加護とやらを受けていたのかもしれない。

 

昨日まで煌々と光っていたランタンが、今日は真っ暗な川にひっそりと吊るされている。光っていないランタンは首みたいで怖い。

 

キャラメルポップコーンの熱々のキャラメルが手にかかって、手を火傷した矢先に、今度はハサミで自分の手を切った。ただ単にぼんやりしてるのか?そのままうっかり死んじゃいそうだ。

「俺がいるからそう簡単には死なないよ」と言っていたけど、「モウのことならなんでもわかるよ」と言っていたけど、なんの根拠があってそんなことを。しこたま酔ったって、大きな怪我をしたって、すぐ駆けつけることなんてできないくせに。私が本当はどんなに最悪で適当で嫌な女なのかも知らないくせに。

俺がいるから大丈夫、なんでもわかる、と軽口であっても口に出すことは、ただの祈りで、好意なのかもしれない。根拠のないもの。美しいもの。

 

文を書いていると恐ろしく眠たくなってくる。

 

マフィンと、クッキーを焼くために、明日は買い出しに行かなければいけない。

 

別れようと言ったのに、寂しさに負けてしまった。誰かに、別れたくないと、別れなくていいと言われるのを待っていたのかもしれない。情けない。こんなに中途半端な状況で、こんなに相手を傷つけてまで得る私の今のこの生ぬるい幸せはなんだ。私の今の心の平穏は、間違い無く、あの人の心の苦しみの上に立っている。私は甘えている。好きと言われるだけで、好きと返さなくても許される今の関係に。

 

 映画を見なければ。