0413
「空気人形」は、いつまでも、私にとって特別な映画だ。
ペ ドゥナの美しさと、音楽の素敵さ、まるでフィルムカメラで撮ったかのような淡い色合いの映像、「生命は」という詩、全部が私を形作っている。
Tカードを作りたいのだけれど、運転免許証も持たない学生だと色々と面倒だと聞いた。クレジット機能はなくていいしDVD借りれればそれでいいんだけど。よくわかんないな。
新学期が始まって1週間、一通りの授業をうけて、授業がない日はバイトに行って、お弁当を作ってお菓子を作って、サークルに行ったり走りに行ったり踊ったりして、それなりに忙しかった。
昨日は授業と授業の間の時間で友達とタピオカを飲みに行ったり公園でお弁当を食べたりした。3限の授業が全然つまらなくて、面白くなくて、無性にイラついたままセールの古着屋さんに行って赤くて小さな花がついたイヤリングを買った。そしてまたGUでトレーナーと、レースの服を買って、ずっと今週行きそびれていた眼科に行ってコンタクトの検診を受けた。先生はすごく親切で、朝コンタクトについてしまったマスカラ下地に気づいて、「コンタクト屋に連絡して、無料で交換してもらえるようにしとくからね」と言ってくれた。コンタクト屋さんの人も親切で、穏やかで、少し、穏やかな気持ちになった。
そして今日は、また福岡に行っている。長崎から福岡は遠い。長崎の中心部から片道2時間はかかるし、私の家から長崎の中心部までは1時間かかる。そして準備にも1時間かかる。お金もどれだけネット割をつかっても4600円はかかる。「毎週会いたい」なんて言われてもどこか冷めてしまう。私が4600円も出すのは月に一回が限界だよ。
ホワイトデーもらってない問題、そして「自分の好きでやったことに見返りを求めちゃダメだ」と他の人に言われたことを友達と妹に話したらどちらもすごく怒って、「ホワイトデー、バレンタインはそういうことじゃなくて礼儀じゃん」と言っていた。バレンタインもらったらホワイトデー返す。もう今では礼儀じゃん、お歳暮みたいなもんじゃん。なんでこっちはお返しくれって当たり前のこと言ってるのに「いつまでもそんなこと言って強欲だな」みたいに見られなきゃなんないわけ？もう今は、考えるのもめんどくさくて諦めかけている。私は、ホワイトデーをいつまでもくれない人より、どんなにちゃちくてしゃぼいものでもくれる人の方を選ぶよ。
よよTが届いた。大きめのサイズにしたので心配だったけど、着てみたら最高にズルズルのシルエットになってニヤニヤしてしまった。単行本も取り寄せた。こういう自分の心が満ちる方向にお金を使いたい。可愛いイヤリングとか服とか大好きな本とか買うとかね。彼氏と会うことが心を満たすとか、ドキドキするとか、まぁ今日は2週間ぶりだからかもしれないけど、あんまりない。
なんだろう。間が空くと彼氏を拒絶したくなってしまう。会えば楽しいだろうしそれなりに好意も感じるのだけれど、なんだろう。わけがわからない。
0320
「どうして私があんたの彼氏を嫌うかわかる？」
母に言われた。
喉の奥から変な音を出してやり過ごした。たぶんフン、とかウン、とか、ンー、とか、とにかく意味のない音だ。
母は以前から私が彼氏の話をすると思い切り顔をしかめて嫌な顔をした。話すら聞いてくれない時もあった。彼氏と出かける、というと返事すらしないこともあった。帰ってきたらいつも口をきいてくれない。
とても辛い。助けてほしい。
なぜかわからない。母は彼氏と会ったことすらない。彼氏の話だってあまりしたことがない。
どうして嫌うのかなんてさっぱりわからないし、聞きたくもない。どうしてこんな心配をしなくちゃならないんだ。
人には人の乳酸菌があるように、人には人の地獄がある。Twitterを見てると思う。
私が妹や姉、兄と比べて、親に、ことに母親に愛されなかったように、私は一生誰かの1番になることはできない。彼氏にとっても私は付随品でしかない。たまたま私だっただけで、私ではなくてもきっと良かったのだ。
出会い系で男と会いまくっていた時、何度か映画を見に行って寝たりした男に、「親の抑圧への反動でこんなことしてるのかもね」と言われたことがあった。今になって、何度もその言葉を思い出す。
0305
この靴下の下には、真っ赤に塗られた爪があって、それは誰にも無理やり見られることはないという安心のもと、ほんの少し私に自信を与えている。
どんな人からであろうと、自分に向けられた愛は少し恐ろしい。
私の言動に一喜一憂してほしい、誰かにしつこいほど愛されたい、味方になっていてほしい、とずっと強く願ってきたのに、いざそうなるとこのザマだ。
私がなぜ人に今まで愛されなかったのか、それは私が今まで人をきちんとした形で愛してこなかったからだと分かった。私の愛はいつも他の惨めな気持ちを打ち消すためのハリボテか、空っぽな性欲だった。愛の延長線上に性欲はあるけど、性欲の延長線上に愛はない。
それにしても、他のことに関してならそれなりにちゃんとうまくなんとかやってきていたのに、こと恋愛に関しては、こうもうまくいかないんだろう。
自分の気持ちすらつかめない。
社会不適合者0220
喉が痛くて、えづくほどの咳が出続けたので、やっと病院に行った。ちゃんとうがいしなさいと言われた。薬をもらって、何を勘違いしたか、1日分の摂取量を一回で摂取してしまってめちゃくちゃ眠気に襲われた。馬鹿だ。
神のご加護がありますように、と名付けられた人の近くにいて、私も神のご加護とやらを受けていたのかもしれない。
昨日まで煌々と光っていたランタンが、今日は真っ暗な川にひっそりと吊るされている。光っていないランタンは首みたいで怖い。
キャラメルポップコーンの熱々のキャラメルが手にかかって、手を火傷した矢先に、今度はハサミで自分の手を切った。ただ単にぼんやりしてるのか？そのままうっかり死んじゃいそうだ。
「俺がいるからそう簡単には死なないよ」と言っていたけど、「モウのことならなんでもわかるよ」と言っていたけど、なんの根拠があってそんなことを。しこたま酔ったって、大きな怪我をしたって、すぐ駆けつけることなんてできないくせに。私が本当はどんなに最悪で適当で嫌な女なのかも知らないくせに。
俺がいるから大丈夫、なんでもわかる、と軽口であっても口に出すことは、ただの祈りで、好意なのかもしれない。根拠のないもの。美しいもの。
文を書いていると恐ろしく眠たくなってくる。
マフィンと、クッキーを焼くために、明日は買い出しに行かなければいけない。
別れようと言ったのに、寂しさに負けてしまった。誰かに、別れたくないと、別れなくていいと言われるのを待っていたのかもしれない。情けない。こんなに中途半端な状況で、こんなに相手を傷つけてまで得る私の今のこの生ぬるい幸せはなんだ。私の今の心の平穏は、間違い無く、あの人の心の苦しみの上に立っている。私は甘えている。好きと言われるだけで、好きと返さなくても許される今の関係に。
映画を見なければ。
0204
なにもわからなくて考えることをやめている。
今日は１時間めにテストを受けて、少し勉強をして、３時間めにはテストが返ってきた。一応単位は取れていた。
教授のテスト解説を聞きながら、ぼんやりと、あと少しでやってくる２ヶ月の春休みについて考えていた。
彼氏と付き合う前は、春休みになったら、またランニングをして少し痩せて、出会い系の男と会いまくろう、そしてアルバイトをして、今のセフレ二人に交互に会ってデートをして、寝て、の繰り返しだ、また思い切りアホになろう、と思っていた。彼氏と付き合ってからも、本当はそう思っている。
今週末は彼氏と会う。キスをされても、何をされても、結局はこの人は大して私と寝たくなんかなかったのだ、とか考えてしまうような気がする。素直に、本当にただ別に私と寝たいわけじゃなかったのだ。私と寝てもいけないし、疲れるだけだから、寝なくても良いということなのだ。それならもう触れられたくない。
なんでこんな気持ちになってしまったんだろう？
相手が私と寝たがっていると思っていたから、そのサービスをしているつもりだった。そしてそのサービスをそれなりに楽しんでもいた。慈善事業。ボランティア。最悪だ。でもそうだった。100%じゃないにしろ、75%はそうだった。それなりに好意を持っている相手が、私を(性欲のはけ口としてでも)求めていて、私が完全な形じゃないにしろ、求められているものを与えることができて、それなりに自分もちゃんといい思いをして、そんな風にしてきたのに、いきなり「結婚するまで寝なくても良い」と言われて、何をしたらいいかわからなくなった。
私はあの人と結婚するのだろうか。
この前の電話で、私は私の気持ちを伝えようとしたのだけれど、自分でも何を言いたいかわからなかったのもあって、全然わかってもらえなかった。何を言っても無駄だ、という、妹と喧嘩したときや、母と喧嘩した時にも感じる絶望感と諦めを感じて、またこれか、と思った。
またこれか。もう嫌だよ。
0202
私には自分の意思がない。どうしたら良いのかわからないし、何がベストかもわからないし、自分がした選択によって得た結果を受け止めきれる勇気も覚悟もない。
彼氏が、私と寝ている(婉曲的表現)時の映像を撮っていた。途中で、立てかけられたスマホに気づいて裏返してみたらビデオ画面だった。消した。「最近削除した項目」からも消してもらった。その時は本当に何にも、何にも考えていなくて、「怒ってない？本当にごめん」という彼氏に「え、別怒ってないよ〜消したし もうとらないでね〜」とヘラヘラしながら答えた。馬鹿だった。
そんな感じだったから、ただ単に「最近ちょっとびっくりしたこと」として友達に笑いながらその話をした(その友達とは普段からお互い下ネタみたいな話もよくする) 。友達は血相を変えた。
「それは絶対に危ない そんなのちょっと知恵出したらこれからもいくらでも盗撮できる ネットにあげられるよ あげてるかもよ そんな男とは別れた方がいい 別れないなら友達をやめる」
昨日は夜中まで電話をした。
わからなかった。
私たちは相性が悪いらしい。だから寝ても自分が一回しかいけない。私で気持ちよくなりたいから私のことを必死で考えて、私でいけるようになりたくてビデオを撮ったらしい。そして、私がそれを気にして遠慮するのも嫌で、言い出せなかったらしい。だから、こういう経緯だからネットにあげるなんてことはないらしい。
なんだか私がそれを友達に話したことについては少し怒っていた。これは2人の問題で友達が介入してくるべきじゃない。
結婚するまで寝なくてもいい。でも相性よくなりたいからビデオ撮りました。それは悪かった。
私はよくない。
なんだかショックだった。
よくわからない。
本当に何もかもよくわからない。
またこんなことをブログに書いて、結局自分が決めるべきなのに、誰かから指示を受けることを待っている。だめだ。自分で決めなければ。
でも、書かないと整理できなかったんです。ごめんなさい。
なにもわからない。
0121
頬埋める肩が欲しいなら 僕のこの肩でそうして欲しい ずっと
愛じゃないですか？愛ですね。 ブルーハーツの「君のため」です。好きです。ごめんなさい。
最近ずっと週末予定があって、久しぶりにクソ田舎のスーパーでお母さんと二人買い物をした。美味しそうなお酒を買って、お昼ご飯を買って、なのに結局コンビニによってスイーツを買った。可愛い口紅も買った。田舎には都会で品切れの番号の口紅が割とある。利点。
テストが近づいてきているがなんの勉強もしてない。ストレスフリーで生きていきたい。喉が痛いな。
彼氏は会うといつもたくさんキスしてくれるし、電話すると好きと言ってくれるけど、私はそれにうまく返せない。彼が私を好きではなくなったら、とてつもなくさみしくなるだろうけど、それは一定期間とても深いところで親しくした相手と心が通じあわなくなってしまった場合の寂しさのような気がする。
こんなことを書いて、後から読み返したとき、わたしはわたしをぶちたくなるかもしれない。離すべきじゃなかったと思うのかもしれない。
年上の男と付き合って、相手に憧れているうちはまだ良いけれど、相手が子供に見えてきたらそれは一体何を表すのだろう。そこからが本番ってことだろうか。
戦闘機が買えるくらいのはした金ならいらない
わたしは正直お金が欲しいよ。可愛いコート欲しい。寒いもん。
たこ焼きが食べたい。
