0904

吉本ばななの「TUGUMI」を読んだ。蓮っ葉な口調と圧倒的な存在感、文面だけなのにつぐみに強く惹かれてしまう。映画の予告編を見て牧瀬里穂はぴったりだな〜と思った。吉本ばななの本は単純に退屈しないから好きだ。どうでもいい場所や景色、地理の情報(ここをこう行けばこういうのがあって、ここでは漁業が盛んで、毎年夏になると…云々)が全然なくて、単純で、どの場面もなんとなく面白い。

 

「やっと見れる」と私に笑いかけて劇場に入っていったおばさんを思い出す。映画館でバイトしていると、マナーが悪いお客さんにイライラすることがほとんどだけれど、たまにこういういいこともある。

 

昨日は疲れや予定が狂ったりがあって、心がふさぎ込んでしまって辛かった。なのに結局男から「ごめん!遅くなった」と連絡が来ると心が持ち直してしまって、本当に救いようがない。執着してしまうのをやめたい。

好きだの嫌いだの、彼氏だから彼女だから、そういうのが私には今できる気がしない。終わりが見える関係というのは辛い。もちろん、恋人といて終わりなんか見えない人もいるだろうけど、私はそうじゃない。少なくとも今は。好きで好きでたまらなかった人を世界で一番嫌いになるなんてもう嫌だ。もう傷つきたくない。

 

 

最近唇をよく噛む。痛い。

 

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