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万引き家族を見に行った。パルムドール取ったからかめちゃくちゃ人が多くて、ふだんてめえら少女漫画の実写化みたいなのしか見ねえだろって高校生もたくさんいて(平日なのになぜか)、隣でケータイいじるわなんだでイライラしたけど映画自体すごく良くて泣いた。

 

カップ麺にコロッケつけて食べるのとか、何鍋なのか全然わからないやつをずるずる食べたりとか、夏の昼間の素麺、夕立、花火と茹でたとうもろこし。

「愛してるならこうやって抱きしめるんだよ」っていう安藤サクラのシーンでなんだか泣いてしまった。なんでだ。

 

是枝監督の描く家族。全然綺麗じゃなくて、家族だからって絶対的で純粋な愛が保証されてるわけでもなくて、でも完全に利用するためだけに一緒にいた訳じゃないんだよ。何が幸せで何が正しいのか分からなくて、この物語はハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか、それさえもわからない。多分どっちでもないんだな。人生にハッピーエンドもアンハッピーエンドもないから。